IoT(モノのインターネット)が普及してきている現代、サイバー攻撃はもはやパソコンやスマートフォンだけのものではなくなってきているそう。あらゆるモノがインターネットとつながっているということは、産業用機械や医療機器、更にはどこの家庭にもある家電製品までもがサイバー攻撃の対象になるということなのです。しかしサイバー攻撃については皆一様に危機感が薄いと感じます。認識が欠けているのでしょうね。2014年には、ドイツのある製鋼所や複数の病院がサイバー攻撃を受け、ランサムウェア(感染したマシンのデータを暗号化し、暗号解除のための鍵と引き換えに身代金を要求するというウイルス)の被害に遭っているという。昨年にはドイツ政府の連邦議会のネットワークがハッカー攻撃に遭い、大量のデータが流出しているのです。こうしたサイバー脅威の高まりを受け、ドイツ政府は昨年7月にITセキュリティ法を制定しました。被害が出てからでないと気付かないということですね。今後、IoTにより様々な機械類をインターネットに接続するようになっていくでしょう。私たちもセキュリティリスクの危険が更に高くなっていくことを認識し、さらに多くの注意を払っていく必要があるのだと思います。