NOTTV、サービス終了へ NTTドコモ、会員数伸びず赤字膨らむ・・。NTTドコモのスマートフォン向け動画サービス「NOTTV」が、2016年6月30日で終了します。11月27日、同社が発表しました。「当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難」と説明しているのです。NOTTVは2012年4月に開局。NTTドコモやフジテレビ、ニッポン放送などが出資して設立した「mmbi」（現在はドコモ子会社）が、地上アナログテレビ放送で使われていたVHF周波数を利用し、AKB48を起用した動画やドラマなどを配信していました。しかし、アメリカ発の動画配信サービス「Hulu」や「Netflix」、Amazonなどが相次いで日本に上陸して、ドコモも、契約者以外でも視聴できる「dTV」のサービスを拡充、NOTTVの存在感は薄れていたのです。ロイターによると、2015年度末に600万件の契約を目指していましたが、10月末現在で147万件と伸び悩んでいるのです。2015年3月期決算では、ドコモ本体が302億円の減損損失を計上していました。Android端末に専用チューナーを組み込む必要があったため、ドコモがiPhoneの取り扱いを始めた2年前から、対応端末のシェアは下がっていたということです。